COCCO 20周年ライブへ

Coccoの20周年ライブを武道館でやるというので、行って来た。



最近の曲はあまり聴いてないけれど、
昔の曲をやるらしい。
それなら、行ってみたいと思った。


…娘の誕生日だった。

すまん。娘よ。
弟に誘われて、行く行く言ってそれっきり、近づくまで日にちを確認しなかった。
で、あれあれ?
誕生日じゃん~

いいですか?行っちゃっても。
まあ高校生ともなれば、誕生会て年でもなかろう。
娘も快く承諾してくれた。つか、決定だと事後承諾だけどね。

そして、ライブは水曜日。
仕事あるしね。開演6時半だしね。
定時上がりで走っても、ギリギリじゃね?
病み上がりというか、まだ風邪真っ只中の身体を引きずって、定時にダッシュ。
それでも、待ち合わせして席着いたのが、6時40分。開演時間過ぎてた。
こういう時に、どのアーティストも開演時間ぴったりに始まらないのは、むしろありがたいね。


のっけから、Cocco全開。

白いドレスを着て、髪振り乱しながら、カウントダウンを歌う姿は、リアル貞子。
フツーにホラーだ。
貞子にしか見えないコワイ様であった。

赤いCoccoと青いCoccoがいる。と、昔自分のblogに書いた。
カウントダウンのCoccoは、まさに赤いCoccoの代表だ。
狂気的で病んでいて、その情熱のまま、周り中に牙を剥く。
ライティングも赤くて激しく、自分のblogを読んだのか⁈と思うほど、
ぴったりなライティングである。

そして、アリーナ席の熱心なお客達はすぐ席を立つ。やめてくれ。
アリーナの一番後ろだった我々は、見えないから自然立つしかない。も~う!
関係ないけど、ちゃんと席のあるライブに来たのは久しぶりだ。
席があって座れるだけで、身体はとても楽~オールスタンディングとはワケが違うぜ。


それにしても。


今回のライブは20周年ライブだけあって、懐かしい曲ばかり。
多分、今までのCoccoライブの中で、一番良い選曲だった。

自分か好きな曲が、ほとんど聴けた。
「Raining」が聴けるとは思わなかった。
個人的にとても好きな「手の鳴る方へ」なんかも聞けて、感無量であった。
あの頃やあの時代、前のマンションや娘の子供時代を思い出して、懐かしかった。

ただ1番好きな曲といっても過言ではない「ポロメリア」は、
あの頃のCoccoの歌い方ではなく、今のCoccoの歌い方で、
それが違った。
あの曲の、どこか懐かしくて物哀しい、夏の終わりのような透明な印象が、
強く歌い上げる感じとは違和感があって、
ちょっと残念だった。
あの曲は、あの頃のまま、あの曲の印象のまま、静かに呟くように歌って欲しかった。
娘が産まれる夏、ひと夏、里帰りの為に田舎に帰り、夏の間中聴いた曲だ。
幾度となく聴いて、産まれてからも、子守唄代わりに聴いた。
聴くたびに、田舎の広がる空や、透明度を増す晩夏の夕暮れなんかを思い出す。
娘が産まれて、幸福と疲労とに包まれていたあの頃を思い出す。
既に15年前だ。

「強く儚い者たち」はCoccoがステージでもよく歌う歌だ。
多分Coccoがこの歌が気に入っているのだと思う。
この歌にあるように、女は港で男達を癒し、男はまた旅に出る、
そのくせ、待つ女は平気で男を裏切り他の男に抱かれる。
そんな男と女の世界観、女の概念というものが、Coccoの思う
「女」の概念に近いんだと思う。
この歌のファンに女が多いと言うのも頷ける。
実は女の本質を突いているのかもしれない。

「樹海の糸」もよく歌う歌だが、
実はえげつない歌詞なのに、聞いた印象がまるで違っていて
透明感溢れる美しい曲になっている。
この歌こそ、一番Coccoの作る曲のイメージを凝縮した、らしい曲
なのかもしれない。


今聴いていて、一番思ったのは
今、娘に聴かせたい、そう思った。
今、娘に聴いて欲しい。

Coccoが喋った。
「死んでもいい。」から「生きててよかった。」と思えるようになった。と。
だから、ここまで付いて来てくれた皆は大丈夫なんだよ。
そんな事を言ってた。
よくぞ、ここまで育ってくれた!
まるで、知り合いの成長を喜ぶような気持ちだった。
ここまでたどり着くまで20年。
Coccoは、自分の傷を認め、自分自身を認め、ありのままの自分を愛せるようになったのだ。
この言葉こそ、娘に聞かせたかった。
どんなトンネルも、いつかは抜け出せる時が来る。
それを身を以て、さらけ出してくれたCoccoの傷だらけの生き方こそ、彼女に見せたい。

Coccoが、その傷故に生み出せた数々の初期名曲を考えると、
アーティストとしてのCoccoが、これこら先どこへ向かうのか、
初期の名曲達を超える事が出来るのか、
少し不安がない訳ではない。

傷のある人の琴線に触れる曲を紡ぎ続けた、初期のCoccoの歌は
まさに神がかっている、と言ってもいいくらい良い曲ばかりだ。
デビューして20年という事は、私にとっては、まさしく子育てと共にCoccoは在った。
自覚は全くなかったが、その間ずっと聴き続けて来たという事は、私もまた
傷があったのだろうと思う。
自分て自分を認める事が出来ず、
苦しくて辛いのに、見ないように目をつぶって来たのかもしれない。
これからは、同じくCoccoのように、
自分で自分を許し癒す事が、自分の課題になるのだろう。


聴き応えのある充実したライブだった。
聴きたい曲が目白押しに聴けて、たっぷり往年のCoccoの世界を堪能した。
まだまだ聴きたい曲が沢山あった。
流星群とか、藍に深しとか、色々あったが
この日の選曲は、十分満足出来るもので
不満はない。
行ってよかった。

相変わらず、涙ながらにマイクを置き、走り去るCoccoを見ると
辞めないよね?大丈夫よね?
と心配になるが。

その感動そのままに、アンコールもなく、
幕は閉じた。


人混みを掻き分けるようにして、時間かけて外に出る。
外では衣装展やってた。
人混みで見れませんでした。
多分、前のコンサートの衣装を飾ってたんだと思う。
見覚えのあるドレスが沢山あった。


花がいっぱい。
マツコデラックスから花が届いてた。
その花は皆が写真撮ってた。ま、撮ったけどね。自分も。


Coccoの初期集大成ともいうべき、コンサートだった。




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名刺_convert_20091025165127

やうやく風邪から復活。
ふと気付けば、
もう7月も後半。

夏だった。
いきなり夏を
満喫したい欲求が
むくむくと。


左右バランスの問題で
ちょっとだけ
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